近年注目されているリモートワーク。みなさんの周りにもリモートワークで働いている方や、働きたいと考えている方もいるのではないでしょうか?
今回は「リモートワークをしたい」と思った際の具体的な行動について、紹介していきます。
リモートワークとは?
本題に入る前に、リモートワークについて簡単に説明します。
リモートワークとは「remote(遠隔)」と「work(仕事)」を組み合わせた造語で、オフィスから離れた場所で業務を行うことを指します。
2020年頃からの新型コロナウイルスの流行に伴い注目された働き方で、導入する企業も増えてきています。
リモートワークの始め方
では、ここからリモートワークの始め方について説明していきます。
STEP1)勤め先の会社でリモートワークができるかを確認する
まずは勤め先の会社でリモートワークができるかどうかを確認しましょう。
会社の制度としてあり、実際に利用している人がいれば問題ないですが、そもそもリモートワークを認めていない企業も少なくありません。
その場合でも、諦めるのではなく、まずは上司に相談をしてみましょう。
相談の際、下記のようなことも考えて一緒に持っていくとよいでしょう。
- リモートワークを行いたい理由を明確にする
- 他にもリモートワークを行いたい社員の声を集める
- 懸念点を明確にして、それを払拭するような提案も持っていく
リモートワークを行いたい人はあなた以外にもいるはずなので、まずは提案をしてみることが大切です。
STEP2)働き方全体を見直してみる
提案が受け入れられてリモートワークの制度ができれば問題ないですが、そう上手くはいかない場合もあるでしょう。
その際に、すぐに転職活動を始めるのではなく、まずは働き方全体を見直してみましょう。
・そもそもなぜリモートワークをしたいのか?
・リモートワークで働く場合は、どのような生活になるのか?
・リモートワークで働いた際に、自分が得られるメリットは何なのか?
などを明確にしてみましょう。
その際、現在の視点だけではなく、今後数年先の将来像も踏まえて考えましょう。
「育児や子育て、介護などと両立察せる必要がある」、「場所や時間にとらわれずに働きたい」など今後の自分の生活や目指している将来像にリモートワークがマッチしているのかを考えることが大切です。
STEP3)お試しでリモートワークをしてみる
働き方全体を見直して、「やっぱりリモートワークをしたい」となった場合、まずお試しでリモートワークをしてみましょう。
「リモートワークをしたいと考えて行ってみたものの、家での仕事は向いていない、オフィスでの仕事の方が良かった」という声も少なくありません。
転職してリモートワークを始めた後に気づいたら大変なので、まずは簡単に試してみましょう。
ただ、現職でリモートワークを試せない方も多いと思います。その場合は副業紹介サイトなどで簡単な案件を受けて、土日や平日夜などに自宅で行ってみるのがお勧めです。擬似リモートワークとして簡単な作業をしてみましょう。現職で副業が禁止されている方は、ブログを書くなど趣味の延長でできる仕事に近い作業を行なってみるとよいでしょう。
STEP4)どこでリモートワークを行いたいのかを考える
次に、どこでリモートワークを行うのかを考えましょう。
自宅やカフェ、コワーキングスペースなどリモートワークを行える環境は様々にあります。最近では、ワーケーションといって、リゾート地で仕事を行う取り組みも注目されています。
リモートワークの制度があっても、カフェやコワーキングスペースなど自宅以外の場所はNGな企業もあります。そのため、事前にどこでリモートワークを行いたいのかを明確にして、求人を見るようにしましょう。
リモートワークの場所については下記記事で解説しているので、ご覧ください。
STEP5)求人を探す
いよいよ求人を探す段階です。給与や仕事内容などと併せてリモートワークの制度があるかを確認しましょう。多くの転職サービスで「リモートワーク可否」についてのフラグがあるため検索して見つけるのは楽でしょう。
リモートワークについてみる場合、
- 勤務時間に決まりはあるか?(フレックスか固定時間か)
- 場所に指定はあるか?(自宅のみか、自宅以外もOKか)
- フルリモートOKか?週に何回か出社は必要か?
- リモートワーク手当の支給はあるか?
などをみていきましょう。
個人的にはフレックスでかつリモートワークの企業をお勧めします。固定時間勤務の場合、リモートワークの最大のメリットであるプライベートとの両立がしにくくなるためです。
STEP6)選考に進む
希望に叶う求人を見つけたら応募して選考に進みましょう。
その際、リモートワークを取り入れている企業の場合、面接もリモートで行うことが多いので注意しましょう。面接時にリモート環境に慣れていないことが伝わってしまうと、懸念事項として合否に影響もでてきてしまいます。必ず事前に通信環境のテストや、ツールの使い方などの確認をしておきましょう。
STEP7)設備や備品などの環境を整える
無事にリモートワークのできる転職先が見つかったら、必要な備品や設備を整えていきましょう。
机・椅子・通信環境などは必須で必要なので、なるべく早めに準備しましょう。
リモートワークで必要な設備や備品については下記記事をご覧ください。
STEP8)実際にリモートワークを行いながら、自分のスタイルを築いていく
実際にリモートワークを行っていると、想定外の事態も度々起きてくるでしょう。
たとえば、思ったより集中できない、同居人や隣人の存在で仕事に集中できない、会話量が減って寂しいなど様々な悩みを抱えるかもしれません。
そのような場合はリモートで働く場所を変えてみたり、環境を見直してみたり、リフレッシュしたりなど工夫してみましょう。
試行錯誤しながら、徐々に自分ならではの働き方を見つけていくことを楽しんでみてください。
リモートワークでの生産性の高め方については、こちらの記事をご覧ください。
まとめ
いかがだったでしょうか?
リモートワークは始めるまでのハードルは少し高いかもしれませんが、いざ始めてみると、仕事生活を充実させることのできる働き方だと実感します。
全てを急に始めることは難しいかもしれないので、少しずつできるところから始めてみてください。