近年注目されているリモートワーク。
皆さんの周りにも実践されている方や、実践したいと考えられている方はいらっしゃるのではないでしょうか。
リモートワークの魅力の一つは、通勤する必要がないことです。
この記事では、リモートワークによって、どの程度通勤時間が削減できるのか紹介します。
リモートワークとは?
本題に入る前にリモートワークの概要について紹介します。
リモートワークとは「remote(遠隔)」と「work(仕事)」を組み合わせた造語で、オフィスから離れた場所で業務を行うことを指します。
リモートワークと似た言葉として、「テレワーク」というものもあります。
こちらは「tele(離れて)」と「work(仕事)」を組み合わせた造語で、意味は同様です。
2020年頃からの新型コロナウイルスの流行に伴い注目された働き方で、導入する企業も、実践をする方も増えてきています。
通勤時間が往復1時間の場合、年間245時間の削減
2022年度の年間休日は、土日祝が休みの場合、245日となります。
単純計算で245(日)×1(時間)で、245時間となります。
労働時間を1日8時間として月の営業日が20日だった場合でも、160時間となり上記より少なくなります。つまり、1ヶ月の労働時間より、年間の通勤時間の方が多くなってしまいます。
もちろん、こんなに単純に計算できるものではありませんが、比較的まとまった時間を削減でき、有効活用できます。
通勤時間が往復2時間の場合、年間290時間の削減
郊外などにお住まいで、都心に出勤されている方の場合、往復で2時間かかる方も少なくないのではないでしょうか。
通勤が片道で1時間、つまり往復で2時間の場合、単純計算で年間290時間を通勤に要しています。
考え方によっては、10日以上相当の休みがあるのと同じとも言えるでしょう。
往復1時間で20年間働いた場合、2,900時間の削減
もし20年間働いた場合、単純計算で2,900時間削減できます。
もちろん、20年間の中で、住む場所も勤務地も変わる方もいると思うので、あくまで目安です。
ただ、2,900時間は単純計算で100日以上になり、これだけの休みをもらえると考えると、すごくお得な気持ちにもなります。
大切なのは、時間を有効活用できるように計画すること
たとえ通勤時間を削減できても、有効活用ができないともったいないでしょう。
たとえば、通勤時間を読書や勉強などに活用している方にとっては、上記で述べたまとまった時間を有効活用できていることになります。リモートワークで削減できた時間を睡眠などに使用している人と比較すると、自己研鑽の時間に差ができてきます。
もちろん、睡眠をとることは必要ですし、逆に通勤時間を有効に活用できない場合もあると思います。
結局、通勤があるか、ないかに関係なく、大切なのは、自分の生活をどのようにスケジューリングして、有効活用するか、です。
その観点で考えると、リモートワークは場所を縛られずに、朝の時間を有効活用できるので、融通が利きやすいです。
たとえば、「運動したい」と考えた際、通勤がある場合は、早起きして通勤時間前に行う必要があります。一方、リモートワークであれば、本来通勤をしているであろう時間中に、行うことができます。