近年注目されている働き方であるリモートワーク。
皆さんの周りにも、リモートワークを実践されている方・検討されている方も少なくないのではないでしょうか。
多くの場合、リモートワークのしやすさは職種によって異なるのですが、業種についても関係してきます。例えば製造業など実際の現場で働くことが求められる場合は、リモートワークをあまり推奨していない会社もあります。その場合、マーケティングやエンジニアなど一般的にリモートワークしやすい職種の場合でも、
多くの場合、リモートワークのしやすさは職種によって異なるのですが、業種についても関係してきます。
今回の記事では、一般的にリモートワークのしやすい業種・しにくい業種を紹介します。
※あくまで一般的な話なので、リモートワーク制度の有無は、会社によって異なります。
リモートワークとは
本題に入る前にリモートワークの概要について紹介します。
リモートワークとは「remote(遠隔)」と「work(仕事)」を組み合わせた造語で、オフィスから離れた場所で業務を行うことを指します。
2020年頃からの新型コロナウイルスの流行に伴い注目された働き方で、導入する企業も、実践をする方も増えてきています。
また、リモートワークと似た言葉として、「テレワーク」というものもあります。
テレワークも「tele(離れて)」と「work(仕事)」が組み合わされた造語で、リモートワークと同様の意味を指します。
一般的にリモートワークしやすいと考えられている業種
IT
リモートワークのしやすい業種の代表的なものといえるでしょう。
在庫や実店舗・工場等を持たない場合が多く、PC環境さえあれば仕事が可能です。
また、一般的にITリテラシーの高い社員が集まる傾向があるので、リモートワーク時のオンラインでのコミュニケーションやWEB会議などのツールに関しても問題なく運用できる場合が多いでしょう。
通信・ソフトウェア
通信、ソフトウェアも比較的リモートワークがしやすい環境でしょう。
記憶に新しいところでは、NTTグループが、日本全国どこに住んでいてもリモートワークで働ける新制度「リモートスタンダード制度」を2022年の7月1日に導入しています。
一部顧客のオフィスや店舗に行く場合などは発生する可能性はありますが、基本的にはオンライン上のコミュニケーションで完結する場合は多いです。
また、リモートワークのツールを開発・導入支援している会社も多く、その意味でも自社でまずはリモートワークを実践している場合も少なくないです。
人材
人材サービスの企業も在庫を持たず、PCと社員がいれば問題ないため、リモートワークがしやすいです。企業への営業や、求職者との面談は基本的にはオンラインで可能です。IT業界も同様ですが、在庫を持たない無形サービス系の企業では、比較的リモートワークをしやすいでしょう。
コンサルティング
コンサルティングも、コンサルタント社員とPC環境があれば仕事が可能なため、リモートワークをしやすいです。近年は、コンサルタント先の企業とのMTGも、オンライン化が進んでいます。
ただし、客先常駐型などの場合は、出社が求められる場合もあるので注意しましょう。
また、顧客の要望などによっては、毎回訪問してMTGを行う必要が出てくる可能性もあります。
広告
広告も比較的リモートワークをしやすいでしょう。
特にデジタルマーケティングにおいては、仕事のほとんどの工程がオンラインで完結できます。
ただし、アイディアを出したり、議論したりする場合は、出社をする場合もあるでしょう。一般的に、何か意見やアイディアを発散するMTGは、オンラインよりオフラインが向いている傾向にあります。
クリエイティブを考える必要のある広告は、リモートワークと出社を組み合わせた働き方をする企業も少なくないです。
一般的にリモートワークしにくいと考えられている業種
医療、福祉
現場で人と向き合う医療・福祉はリモートワークは難しい業種です。
金融
金融は情報管理の観点で、リモートが難しい場合もあります。
近年は、情報管理の体制を整備して、リモートワークを進められている企業もありますが、一般的には難しい場合が多いでしょう。
製造業
製造業は、工場などの製造したり、在庫管理などの業務が発生するため、完全にリモートワークに移行するのは難しいでしょう。
ただ、部分部分ではロボットやシステムによって、自動化が進んでいます。完全には難しくても、一部業務は出社しなくて済むなど負担が経験されていく可能性はあります。
小売
ECサイトの拡充や、リモート接客など様々な対応が行われていますが、こちらも完全にリモートワークに移行することは簡単ではないでしょう。
ホテル
ホテルに関しても、ロボットやシステムによって、仕事は軽減されている傾向にありますが、完全にリモートワークに移行していくことは簡単ではないでしょう。
まとめ
一般的にリモートワークに向いていると考えられている業種・向いていないと考えられている業種をみてきました。一般的にリモートワークに向いている業種は、無形商材の場合が多いです。
リモートワークを行いたいと考えている方は、無形商材で探してみるのも良いかもしれません。
ただし、無形商材でもリモートワークを行なっていない企業もあれば、有形商材でも職種によってはリモートワーク可能な企業もあるので、求人票を確認するようにしましょう。